「食洗機が欲しい」と思いながら、スペースの理由で伸ばし伸ばしになっていた。
しかーし、洗った後の食器の山が雪崩れを起こすのには、もううんざり! ストレスが限界を突破した。
狭いスペースに無理矢理「プチ食洗」を置いたら、こうなった。
ドドーン!
扉が蛇口に当たって、ガコーン!
このように扉が全開しない状態でも、わが家では快適に使用している。
導入費用は本体のみが44,255円。諸経費込みで5.5万円。(2022年2月時点)
この記事では、2人家族で「プチ食洗」を使用した感想を紹介したい。
おもな不安点
Q1: 小さ過ぎて食器が入り切らないのでは?
1回の食事の分だけなら問題ない。
マグカップ、大皿、小鉢、小皿、カトラリーも2組ずつ入る。もう1人くらい増えても、カップと大皿以外はたぶん大丈夫。
食事が終わったら、さっさと食洗機に入れてしまえば、あっという間にシンクが片付くので気持ちがよい。
Q2: 食洗機の扉が蛇口に当たっていても使えるの?
わが家では、扉が半開の状態で使用している。
2人とも身長が160cm以上。出し入れには不都合ない。
身長が低い人はフルオープンの状態でないと使いづらいだろう。
Q3: きれいに洗えるの? 洗い残しはない?
わが家では詰まり防止のため、スポンジで軽く汚れをぬぐってから食洗機に入れている。また、ほとんどの食器はフラットなものを使用しており、深いお鉢やタッパーなどは向きを工夫してセットしている。「標準」コースであれば、いつもきれいに洗える。
メリット
1. 手で洗うより清潔
触るとピカピカ……! CMみたいにキュキュッと音がする。
食洗機用の洗剤は洗浄力が強い。
しかも高温で乾燥させれば、より清潔だ。ノロウイルスなどの病原体にも殺菌効果が期待できる。
2. 少しの洗剤で大量に洗える
食洗機用洗剤を調べたら、マツキヨブランドの粉洗剤の口コミ評価が高かった。
2人分(1回2.5g)として、240回も使用できる。
安い!
3. ミニサイズの意外な利点
「プチ食洗」は少ししか入らないので、1人分など食器が少ないときでも惜しみなく使用できる。
食器を溜めると入り切らなくなるので、すぐに洗う習慣ができ、キッチンが片付きやすくなったのは思わぬ利点だった。
デメリット
- 騒音……キッチンと居室の間に仕切りがない場合は騒音が気になる。昼食後にリモートワークで会議を予定している場合は「スピーディ」コースで30分で洗浄するか、後回しにしている。
- 電気代の心配……パナソニックのサイトによると、電気代は1回につき16.2円。1日3回使用したとして月1,500円だ。実際には節水効果も期待できるため、電気代は上がるが水道代が下がってプラマイゼロといった感覚だ。
- 洗えないものもある……下記に列記した。
「ミニ食洗」には、フライパンやまな板など大きいものは入らない。
食洗機で洗えるもの・洗えないもの
- 強化ガラス
- クリスタルガラス、カットグラス
- 耐熱でないプラスチック
- 包丁
- 漆塗り、銀、アルミ、銅のなべなど
- 木製、竹製
- ひび割れ模様、ステンドグラス、
- フッ素加工のフライパン、金やプラチナがついたもの、すず
- 徳利やビンなど、口の細いもの
- 魔法瓶
逆に取説にNGと書いてあるものでも、メーカーが個別にOKを出している製品もある。
- デュラレックスのグラス:強化ガラスだがOK。
- 食洗機対応のタッパー(ジップロック・コンテナ、エビスのごはん冷凍保存容器など)
- ヘンケルス(エリートシリーズ)の包丁
- ヘンケルスのキッチンはさみ
- サーモスのタンブラー、水筒のパッキン
とにかく食洗機で洗えないものは「買わない・使わない」という方針で食器を揃えている。わが家の食器で使えないのは……
- 無印の漆塗りの汁椀
- ランチプレート:食洗機OKだが、大きすぎて入らなかった。
- サーモスの水筒(ただし自己責任で、毎日「低温コース」で洗っている。高温乾燥はNG)
ぐらいだ。大きい丼などもあきらめて手で洗っている。
いずれ引っ越したら、食洗機も大きなサイズに買い換えるつもりだ。
感想
5分で食器を片付けてゆっくりできるのがうれしい。
1日1回程度の使用を想定していたが、夫がリモートワークに切り替わり、現在は1日2回稼働する日も多い。
いずれにしても、もう、食洗機なしの生活には戻れない……。
本体価格は時機により多少変動がある。
しかし、こういうものは設置するときが一番大変なので「欲しい」と思ったタイミングでさっさと導入した方がいい。「あと○日待ったら、安くなるよ!」と言われたとして、価格が下がるのを待っている時間が損失なのだ。
一旦設置すればずーっと快適に過ごせる。
機種選びのヒント
食洗機はできる限り、大きい機種を選ぶのがおすすめだ。小さいと入れられるものが限られてしまい、ストレスの元になる。
私は最終段階で、NP-TCM4とNP-TCR4どちらにするか迷った。
決め手は水切りカゴだ。
NP-TCM4のカゴは樹脂性、NP-TCR4はワイヤーにコーティングしたもの。樹脂性の方はちょっと特殊な形状をしている。(下記のブログに内部の写真がある。)
両方使った上で、レビューに「樹脂製は使いづらい」と書いている人もいた。
引っ掛かりがなく、皿が倒れやすいらしい。
素人考えだが、樹脂は柔らかく折れやすいのでこういう形状にしているのではないか。もちろん通常使用で壊れることはないように作っているはずだが……。
私は耐久性と使いやすさを考えて、ワイヤーかごのNP-TCR4を選んだ。
以上、「プチ食洗」を検討している人の参考になれば幸いだ。
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