パナソニックの「プチ食洗」を購入した。食洗機の工事は簡単と聞き、自分でやってみることにした。
食洗機用の《分岐水栓》はキッチンの蛇口の種類に応じて手配する必要がある。
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調べたらSANEIの互換品で充分だと書いている人もいたが、そんなこととは知らず、純正品(製造元:ナニワ製作所)を購入済みであった。
この部品が固くて固くて……バラすのに苦労した。
一度バラしてアダプターさえ変換してしまえば、取り付け自体は10分で終わる簡単な工事だ。
(ちなみに口径が26ミリのお宅であれば、アダプターの変換すらも不要。すぐに終わる。)
元々の蛇口が経年変化で固着しているなど、よほどの悪条件でなければ、女性でもできるだろう。
ウチは古いマンションだが、最近蛇口を交換したばかりで新しいので、自力でできると考えた。
結果としては、まあ、その通りだった。
作業手順
1. まず水道の元栓を締める。
2. 蛇口を操作して、水道が止まっていることを確認する。
3. 左右の部品をバラす。片方が分配用の水栓で、もう片方は単なるかさ上げ用のパーツだ。
4. モーターレンチを使用し、壁付けの蛇口を取り外す。
5. 蛇口本体に《分岐用水栓》を取り付ける。
6. 壁付けの部品に本体を取り付ける。
7. 水道の元栓を開ける。
8. 蛇口を操作して、水漏れがないかを確認する。ゆるい場合はモーターレンチを使用してきつく締める。
9. 完成!
写真付きのブログを参照した
イラストを見てもよくわからなかったので、細かい手順は写真付きのブログを参照した。
写真がない部分は動画を参考にした。
動画では女性らしき人の手で、いとも簡単に設置を終えている。このようにうまく行かなければ、なにかまちがっていると考えるべきだろう。
分岐用水栓が固くて分解できないときは……
いざ、壁の部品に《分岐水栓》を付けようとすると、ぐるぐるまわってしまい、ネジ込まれている感触がなかった。
サイズが合っていない、そんなバカな!!
説明書をよく見ると、部品を組み替えてアダプターを交換する方法が書いてあった。口径が28ミリの場合にはこの作業が必須らしい。
そもそも、自分ちの水栓の口径が何ミリかなんて……知らんがな〜〜!!!
定規を出して測ってみたが、パイプ径を正確に測るのは素人には難しいように思う。(そもそも内径・外径どっちなんだ!?)
結果として、組み替えたらピッタリ合ったので28ミリが正解だったらしい。
この部品が固く締まっており、分解できずに苦労した。
パートナーに渡して開けてもらおうとしたがダメで、その後、30分間格闘した。
- 外側のナット部分を40度のお湯につけ、わずかでも広げるようにする。
- 両手にゴム手袋をはめる。
- モーターレンチを、部品に対して正確にかませる。
- 落ち着いて、一瞬全力を出し、ほんのわずかだけ動かすように心がけた。
わずかでも動いたら、後は手で開けられた。
読者の方からいただいたコメントをシェアしたい。
固く締まったネジをレンチで緩めるときは、一瞬全力を出してインパクトを与えるのがポイント。
阿豆らいちさんより 2020/2/7 コメント
プラハンなどでレンチを叩くのも良い。じわじわ力を入れるとネジを舐めやすい。
分岐水栓 取り付けのコツ
- 《分岐水栓》をお湯側に付けるか水側に付けるかは、雪国でもない限り大きな問題ではないと考え、私は都合がいい方向に取り付けた。
- 説明書には「壁の部品に分岐水栓をつけてから本体を設置する」と書いてあるが、そうではなく「本体に分岐水栓を付けてから壁付けした方がむしろ簡単」と書いている人がいたので、後者のプランを採用した。
- パッキンを忘れないように注意! パイプを接続するためには中に1枚必ずパッキンを挟むのが鉄則だ。入れ忘れると、当然のことながら水が漏れる。
- ツールはAmazonのおすすめに従い、60mmまで対応できる《モーターレンチ》(通称:イギリスレンチ)を購入した。ぱっと見、袋ナット部分の径が30mm以上あり、一般的な《モンキーレンチ》ではつかめないのでこれが正解だったようだ。
感想
プロに頼めば10,000円の工事を自力でやり遂げ、節約することができた。やったね!
今後、引っ越しのたびに取り外しと取り付けを繰り返すことになる。そのたびに待ち時間とお金を節約できるのは大きい。
ただし、非力な人や、蛇口が古く固着していそうな場合は無理せず、業者に頼むのがいいと思う。
前年にキッチンの蛇口を新品に交換してもらった際「遠すぎる」と感じたのはこういうことだったのか……。
食洗機の部品の分だけ前にせり出したら、ちょうど良くなった。
これにて一件落着!
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