2020年2月、パナソニックの「プチ食洗」を設置した。
食洗機は大きいに越したことはないと思いつつ、わが家ではどうしても、このサイズしか置けないので仕方がなかった。
どこにどう置くか、めちゃめちゃ悩んだので過程をシェアしたい。
「うちも狭いけど、プチ食洗を置きたい!」という人の参考になれば幸いだ。
「プチ食洗」設置前に必ず確認するべきポイント5点
- 設置スペース(=底面積:幅47cm×奥行30cm)が足りているか?
- 蒸気がふき出す本体上部の空間が空いているか?(本体高さ46cmに加え6cmの空きが必要)
- 扉がフルオープンになるか?(後述)
- 給水・排水の長さが足りているか?
- 電源の長さが足りるか?(コードの長さ1.9m・延長不可)
現在はパナソニックのサイトにも、細かな設置条件が紹介されている→こちら
一番重要なのは、どこに置くか?
わが家ではシンクの左側の狭小スペースに無理矢理設置するしか方法がなかった。
しかしだ。食洗機の扉を開けると、ガコーン!と蛇口にぶつかる。
ジーザス!
どうして、シンクのど真ん中に蛇口をつけちゃったの!?
(それはね、20年前に作られた古い住宅だからだね……)
本体を手前に5cmくらいズラせば蛇口への接触は避けられるが、底面が不安定となる。
わが家では、仕方なく扉が半分しか開かない状態で使用している。
壁面から蛇口までの距離が60.3cm以上あれば、ぶつからずに扉がフルオープンできる。
もしくは、底面から扉までの高さが15〜16cmなので、蛇口がこれより低い位置にあれば、ぶつからずに使用できるだろう。(=上記写真と同じ条件で設置する場合)
置き場所の水平をはかる
わが家は、底面にパナソニック純正のステンレス板を敷いている。専用置台N-SP3だ。
表面はフラットではなく、四辺に黒いゴムの立ち上がりがある。四角いお盆のような形だ。
4つ穴が空いており、ここに別売りの脚を取り付けて使用することもできる。
裏面には黒いゴムが貼ってあり、すべり止め仕様になっている。
わが家は接地面がでこぼこになっており、水平を保つために、この板を置いて使用することにした。
シンクに張り出す部分は少ないので、脚は不要だ。
シンクにはみ出す場合は、この台に脚を取り付けて使用することができる。
もしくは便利な伸縮ラックが1万円程度で市販されている。脚がない分、シンクを広く使えるだろう。
延長コードは使用不可 !
食洗機は延長コード使用不可。
単独でコンセントにつなぎ、アースもきちんと設置しなければならない。
口コミでは、せっかく業者を頼んだのに設置できずキャンセルとなった悲惨な事例も……。
わが家はコンセントの数が足りず、そもそも延長しなければ設置できない条件だった。
そのため、自己責任で設置。
工事もセルフサービスでおこなった。女性の手でも設置できないことはない。
わが家の食洗機導入費用【参考価格】※2020年2月当時
- プチ食洗(コジマ) NP-TCR4 44,255円
- 5年延長保証(コジマ) 2,212円
- 専用置台N-SP3(コジマ) 3,270円
- 分岐栓CB-S268A6(アマゾン) 4,433円
- 工具:モーターレンチ(アマゾン) 1,488円
合計55,658円
2年経っても同じ機種が変わらず、パナソニック公式に掲載されている。
もっとスリムな機種(奥行き29cm〜)さえ発売されたが、食洗機は可能な限りデカいサイズを購入するのがおすすめ!!
NP-TCR4について、パナソニック公式は「3人用」としているが、コップや調理に使ったボウルだとか、こまごましたものを入れようとすると2人家族でも窮屈だ。
もちろん、鍋などは入るわけがない!
Amazonで検索すると、似たような製品でNP-TCM4がヒットする。
こちらはカゴのタイプが異なる。TCM4は樹脂製、この記事で紹介したTCR4はワイヤーにコーティング。
前者は下位モデルで機能も限定されるが、むしろ高く売っているショップもあるので価格には注意してほしい。
まとめ
- 食洗機に限らず、電化製品を置く場所は平らでなければならない。
- 平らでない場合ステンレス板を敷いたり、架台を置くべし。
- 扉は、大体、60.3cm前に張り出すと考える。
- 給水・排水のホースは別売りで延長可能だが、電源コード(1.9m)とアースは延長不可。
- 上記の設置要件(特に電源)を満たさない場合、工事を断られるケースもあるらしい。水栓の工事を手配する場合は事前に確認した方がよい。
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